ムクナ豆(和名:八升豆)は、L-ドーパを4〜5%も高含有している特異な食用豆です。

私たちが、毎日楽しく、意欲を持って生活するためにはドーパミンという物質が脳内で作られて神経伝達物質として使われる必要があります。
健常な人では、ドーパミンは脳内でアミノ酸を材料にして作られたL・ドーパという物質から変換され、運動調節、ホルモン調節、快感、意欲、学習などに関わってきます。
何らかの原因でL-ドーパが作られなくなり、ドーパミンが脳内で不足すると筋固縮、振戦、無動などの運動障害を起こすパーキンソン病が発症するだけでなく、神経伝達の不良により様々な身体的な障害が起きると考えられます。
ムクナ豆(和名:八升豆)はインドの伝統的な医学であるアーユルヴェーダにも用いられ、L-ドーパを4〜5%も高含有している特異な食用豆です。
そのため、パーキンソン病の方だけでなく高齢者の方の気力の向上にお勧めできる食品といえます。
ただし、過剰に摂取すると中毒症状として吐き気、めまい、幻覚、妄想、強迫性障害などが現れることが予想されますので、決められた服用量を必ず守ってください。

東京農業大学
応用生物科学部栄養科学科 国際食料情報学部
国際食農学科 大学院農学研究科環境共生学専攻

教授 古庄 律